あらすじ・・・。

世界には、神が治める天界があった。
その下には人間の住む人間界があり、二つの世界は神の長である神王『大神』により祝福を受けていた。
大神は、生き物や自然を司る種族『天使』を創り出し、それを3つの種類に分けた。

優れた術と容姿を持つ、力を受け継ぐものである『上級天使』。
上級には及ばないものの、それ相応の力を持つ『中級天使』。
力は弱いが、心の優しい者『下級天使』。

天界には動物を守護する動物天使を、
人間界には自然を守護する自然天使をそれぞれ封じ、

天界と人間界は平安を保っていた。



だが、



天使の中には、清らかな魂から生まれておきながら、『怒り』『憎しみ』『恨み』の感情に埋め尽くされてしまう天使もいた。

「そのような天使は、天界にも人間界にも封じることはできない。」

大神のこのような考えから、もう一つの世界…『地獄界』が生まれた。
天使の中で最初に地獄界へ落とされたのは、移り気を疑われた大神の妻・星孤のカルマ。
その後も次々と、危険分子の『排除』が行われた。


そのような大神のやり方に反発した『黒蝶のリズ』は、遂に大神に反旗を翻した。
しかし、神の力に天使が敵う筈もなく、
多くの犠牲者を出した反乱はリズと、その腹心であった歌良のフウの堕天において終結した。

それから200年後、

平安をとり戻したかに見えた天界と人間界で、
怒りと恨みで力を得た、呪われた第3の種族・『悪魔』達の復讐劇が始まる…。